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田坂 広志 未来を拓く君たちへ③



4、「大いなる人生」を生きるために

第4の理由
「大いなる人生」を生きるため

「大いなる人生」とは?
 → 「歴史」を見つめて生きる人生

人類の「歴史」を深く学び
その「歴史」の大いなる流れの中で
自分の人生の「意味」を考える

自分の人生の「意味」とは

謙虚なら
「歴史の大きな流れから見れば
「自分の人生など取るに足らない」

しかし、大切なことは
「何」を成し遂げたかではない

「何」を見つめて生きたか
それが人生の意味を決める


ある寓話「二人の石切り職人」

2人の石切り職人がいた
「あなたは何をしているのですか」

1人目の職人
「いまいましい石を切るために
 悪戦苦闘している」

2人目の職人
「心の安らぎとなる
 素晴らしい教会を造っている」

仕事の種類は「仕事の価値」を決めない

仕事の彼方に何を見ているか
それが「仕事の価値」を決める

どのような仕事を成し遂げたかは
「人生の意味」を決めない

仕事の彼方に何を見ているか
それが「人生の意味」を決める

「人生の意味」とは
「何」を成し遂げたかではなく
「何」を見つめて生きたか


天台宗の開祖、最澄(さいちょう)
「一隅(いちぐう)を照らす、これ国の宝なり」

たとえ、この世の中の片隅を照らす仕事
ささやかな仕事でも、心を込めて取り組めば
国の宝と呼ぶべき尊い仕事である

我々は何を見つめて、生きるか

 → 「歴史」を見つめて、生きる

どんなにささやかな仕事でも
「人類の歴史」を見つめて、生きる

自分の人生の「歴史」を考えると
人類の歴史の「意味」を考えないとならない

「なぜ、自分の人生が与えられたのか」
という問いは
「なぜ、人類の歴史は生まれたのか」
に問いに向かう

「自分の人生には、どんな意味があるのか」
という問いは
「人類の歴史には、いかなる意味があるのか」
という問いに向かう

だから、「歴史」を学ばなければならない

「人類の歴史」だけではない

「宇宙の歴史」もである

「137億年の旅路」
その物語である

未来を

晴れた日の夜空
無数の星々が輝いている

宇宙に存在する星々
いつ生まれたのか

137億年前
では、その前には何があったのか

何もなかった
ただ真空だけがあった

しかし、あるとき
その真空に「ゆらぎ」が生じた

そして、そのゆらぎによって
真空が大膨張を起こし
一瞬にして、壮大な宇宙が生じた

「インフレーション宇宙論」

大膨張の後
「ビッグ・バン」が起こった

フォトン(光子)で満たされた後
最も軽い元素「水素」が生まれた

「物質」の誕生

「無」から「物質」が生まれた瞬間

その後、46億年前
地球が誕生した

それから6億年後
自己増殖する「生命」が誕生

そして、「生命」の進化

200万年前
「精神」の誕生

5000年前
火を使い、道具を作り、言葉を話す
高度な文明

人類の歴史はそこから始まった


大切な一つの問いを考えて欲しい

我々はどこに向かうのか

天才画家、ゴーギャン
「我々は、何処から来たのか
 我々は、何者か
 我々は、何処へ行くのか」

我々人類は、どこに向かうのか

我々の宇宙は、どこに向かうのか

哲学者、ジャン・サルトル
「実存は、本質に先立つ」

人間はなぜ存在するかという「本質」は
定まっていない。それは「生の不安」の
根源でもあるが、だからこそ、
自分の存在する「意味」を
自由に決めることができる
そこに、人間の精神の「真の自由」がある

心理学者、ヴィクトール・フランクル
ユダヤ人であり、ナチスに虐殺されかけた

自分の人生の「意味」は何か
人生に、その「意味」を問うべきではない
人生が、あなたに「意味」を問いている
「人生」から問いかけられている
あなたの人生の「意味」は、何か
その問いを、問いかけられている

人生の「意味」を見出す

答えはない

しかし、考え続けるならば
「人生の意味」が結晶する時がくる

そのとき、気づくだろう

「志」が生まれたことに

 ~~続きます~~

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